異人館街の中心に位置

明治の開港後、居留地整備の遅れより来日外国人の増加に対応しきれず、
明治政府は、日本人も住んでいた神戸北野を外国人にも居住地として開放しました。

その結果、神戸北野は日本で唯一、日本人と外国人が共に住み、日常的に交流する国際色豊かな住宅エリアとして形成され、
外国人住宅である異人館が、明治中期から昭和初期にかけて200棟あまり建設されました。
今でも多くの異人館が、一般住宅の中に溶け込む形で点在しています。

本計画地は、まさに、これぞ神戸北野と言える街の中心に位置します。


花と緑のまち、神戸北野。

神戸北野は、四季を彩る六甲山を背景に、
豊富な花と緑がまちに潤いをもたらせています。
手入れの行き届いた生垣、塀越しにこぼれる緑、ベランダや店先に咲き乱れる花々など・・・
また、毎年ゴールデンウイークには北野坂でインフィオラータこうべ「北野坂」が開催され、
北野坂一面が多くの花絵で彩られます。

インフィオラータ神戸北野坂

インフィオラータとは、イタリア語で「花を敷き詰める」という意味。 毎年ゴールデンウイークに北野坂に地元住民など老若男女が集まり、球根栽培のため捨てられてしまうチューリップの花びらで巨大な花絵を描きます。 阪神・淡路大震災時の支援に対する感謝と、まちの復興を発信するため開催しています。

http://infiorata-kobe.net/

非日常が日常となるまち

明治と令和、世界と地域、人工と自然、天空と大地、海と山、過去と未来、
利便性と住環境、眺望と接地性、賑わいと静けさ、都心とコミュニティ、多様性と調和

すべてのものが共生する非日常 
そんな非日常が日常となるまち 神戸北野

ここでは、おおらかな空気におおわれた静かな時間がゆっくりと刻まれてゆく