リビング京都(中央・東南・西南) 2016年3月12日

 

 

住む人が共同で、土地探しから住まいづくりまで
宇多野にある木造・低層型のコーポラティブハウス。共有スペースである中庭を中心に3棟の建物で構成、7世帯が入居しています。

住む人が共同で、土地探しから住まいづくりまで

集合住宅は、完成した住宅を購入するもの―。これまでの常識が変わるのが、コーポラティブハウスというスタイルです。
「家の購入を考えている人が集まり、自分たちで土地を選び購入して、各自のこだわりを反映した住まいをつくっていく。いわば、注文住宅の集合住宅版といえます」
そう話すのは、右京区宇多野のコーポラティブハウスを企画・コーディネートした「キューブ」の代表取締役・天宅毅(あまやけたけし)さん。
「自由度の高さだけではなく、入居者が直接土地購入や発注を行うことでコストの透明化や削減などのメリットが。完成までの過程で、入居者それぞれが意見や要望をだし、全員で話し合っていくことで、入居後の円滑なコミュニティーづくりも期待できます」
壁一面の本棚、外とつながる土間キッチンなど、入居者それぞれが思いどおりの空間を実現し、「ゆるやかなつながりも気に入っています」とのことです。

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