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2003年 7- 7 No.748
洋館をマンションのエントランスに
 

1923年竣工の神戸市長田区の洋館「槌橋邸」が、日本エスコンの分譲マンションエイジス池田町のエントランスとして活用される。企画は不動産コンサルティングのアイディーユー(IDU)が担当している。
当初、洋館を含む敷地で別のマンション計画があり、持ち主の槌橋雅博氏が建物を保存したい意向を専門家に持ちかけた。一度はコーポラティブ住宅専門のキューブが定期借地権分譲事業として進めたが、最終的にはIDUの企画による所有者分譲となった。
IDUは、洋館がマンションの資産価値を高めるという考えから、建物の外観を保存してエントランスに活用。槌橋氏は初め、エントランスの転用には異論を唱えたが、同氏が2階部分をアトリエとして利用するといった形で合意に至っている。

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