京都六角堀川 マンションリノベーションプロジェクト
京都六角堀川に位置し、二条城や五山を一望することのできる、絶好のロケーションを持つマンションのリノベーションプロジェクトです。
一般的な洋室2室の2LDK間取りだったものを、京都滞在中のセカンドハウスとしての利用に特化するために、大きな和室+LDKに変更。
カウンターキッチンも解体してミニキッチンに変更するなど、生活空間から非日常を楽しむための空間へと生まれ替わりました。
■ 変更点
@ 洋室2室をつなげて大きな和室に変更。
A カウンターキッチンを解体、ミニキッチンに変更。
B フローリングをダークカラーから明るめの色に変更。
C 玄関・廊下を広く。
D 洗面室を、間接照明付きミラーとモザイクタイルでイメージ変え。
E ステンドグラス入りの引き戸を新設、部屋のアクセントに。
@ 洋室2室をつなげて大きな和室に変更。
京都に遊びに来た際にゆったりと泊まれるよう、北側の二つの洋室を解体し、ひとつの広い和室につくりかえました。窓には内障子を新設、畳には琉球畳を採用したモダンな和室です。
押入れと濃紺の壁、入口の木目の引き戸は新設です。
濃紺の壁の部分には和紙を貼っており、その天井部分にダウンライトもとりつけました。プチ床の間といった感じに仕上げています。
A カウンターキッチンを解体、ミニキッチンに変更。
工事前は一般的な対面式のシステムキッチンがありました。しかし、マンション自体が街中にあり、食事をする場所にも困らないため、セカンドハウスとして利用するにはこんなに立派なキッチンは必要ありません。そこで対面式のシステムキッチンを解体、壁側にミニキッチンを設置しました。
新しいキッチンユニットの面材には、部屋全体の明るいイメージに合わせてホワイトの鏡面のものを採用。
冷蔵庫や電子レンジは新たに設置した家電収納の中に隠すことができます。
カウンターを解体しましたが、インターフォンパネルなどがついていた一部の壁は残して、新たにミニカウンターを取りつけました。
カウンターキッチンを解体したことにより、リビング・ダイニングとキッチンが一体となった広々とした空間に生まれ替わりました。
B フローリングをダークカラーから明るめの色に変更。
フローリングや巾木の色を当初のダークブラウンからナチュラルホワイトに変更。部屋がすっきりと広く見えるよう仕上げました。
C 玄関・廊下を広く。
洋室2つを和室に変更する際に、廊下側の壁も一旦解体し、玄関・廊下の幅を広くしました。フローリングの色の変更に合わせて、上がり框も御影石から大理石に変更。
一般的なマンションではあまり見かけない廊下幅・玄関にすることで、非日常な雰囲気の感じられる空間になりました。
D 洗面室を、照明付き鏡とモザイクタイルでイメージ変え。
当初は三面鏡のついた一般的な洗面室でした。従前の洗面ユニット部分のみ再利用して三面鏡を撤去、新たに間接照明付きミラーとモザイクタイル壁をとりつけ、 瀟洒な空間につくり変えました。
E ステンドグラス入りの引き戸を新設、部屋のアクセントに。
廊下からLDKに通じる扉は、廊下幅が広くなったことにあわせて引き戸に変更。そこに施主様特注デザインのステンドグラスをはめこみました。
オリジナルのカラフルな意匠が部屋全体のアクセントになっています。
■ 工事中の様子
床はすべてはがしました。手前に出ている二本の管は旧キッチンユニットに接続されていた給水・給湯管です。床に埋め込まれている構造だっため、キッチンの位置変更に伴い、キッチン部分のみ床を上げ、管を新たなユニットまでつなぐ設計としました。
もともとあった洋室と洋室の間の壁を取り払い、一つの和室にする過程です。部屋の間にあった天井の下がり天井部分は、少しでも梁を小さくするため、一度解体しました。
トイレの内部はいじっていませんが、間取りの変更に合わせ、扉の位置を変更しました。
■ CGパースによる完成イメージの確認
キューブでは、お客様との打合せを経て設計内容を詰めていく段階で、3DCGによるパースを作成しています。設計図面だけではなかなかわかりにくい完成イメージをこのような形でお客様にご確認いただき、実際に工事に入る前に設計内容を修正していただけるようにしています。
キューブではこのようなリノベーションプロジェクトに積極的に取り組んでいます。「こんな物件に住みたい」「部屋の雰囲気をがらりと変えたい」「もてあましている部屋があるのだけれど…」といったご意見があれば、ぜひお気軽にご連絡下さい。物件探しから設計、資金計画まで、トータルにコーディネートさせていただきます。