CUBEは創業以来、設計事務所として多くの新築マンションやその他住宅の企画・設計を行ってきました。
また、新築のみならず、既存の民間分譲マンションや、様々な公共建築物の改修設計にも積極的に取り組んできました。
マンションの管理は、建築の知識だけでは成功させることはできません。
住民の皆様がもつ種々様々な意見をまとめ、それらを調整しながら事業を進める必要があります。
キューブは阪神・淡路大震災後、被災マンションの建替えコンサルティングや修繕設計を担当し、その後も共同建て替えやコーポラティブハウス事業など、住民の合意形成が必要な事業にコーディネーターとして数多く関わってきました。
コーポラティブハウス事業では、住民主体のマンション管理ができるように、管理組合が主体となった管理会社選定や、管理規約作成の支援を行っています。
これらの経験を活かし、円満かつスムーズにマンションが維持・管理・運営・再生できるようにサポート致します。
大規模修繕専業のコンサルタント会社、NPO法人など、世間には様々なマンションコンサルタントが存在します。その中で、なぜあえて設計事務所であるキューブがマンションコンサルティングに取り組むのでしょうか?
組織の活動資金が、一つの活動のみから得られる場合、どうしてもその活動を通じて得られる利益を最大化しようとする動機が生まれます。その結果、提案内容が発注者の利益と相反する状況(特に内容の専門性が高い場合)が生まれやすくなります。この構造は、いくら組織が高尚な目的を掲げていても、組織存続のための生存本能として避けることのできない現実です。
私どもは様々な改修設計に関わる中で、建物の維持管理に係る知識を積極的に吸収し、それらの知識を新築設計や新規事業企画に活かしながら、都市の中にメンテナンス性の高い良好なストックとなる建物を提供することを目指しています。弊社ではマンション管理コンサルティングを主たる収益を得るための業務とせず、知識と経験を得るための業務として取り組んでいます。
こうしたスタンスのもと、管理組合の皆様の利益を第一に考え、資産価値を守るために最適となるコンサルティング・設計監理を提供していきたいと考えております。