私どもは阪神・淡路大震災で被災したマンションにコンサルタントとして関り、マンション再生を実現してまいりました。
多くの被災マンションで意見対立が起こった場合少数派が転出を余儀なくされる中、当初建替えに反対されていた方々も事業参画された、「ディセット渦が森」という稀有な建替え再建事例を実現しました。
ここで得られた経験から、安易に誰かがいずれかの方針に向けて強引に推し進めようとすると、反動も大きくなり、当事者にとって最も不幸な膠着状態に陥りかねないという危険性を実感しました。 実際、被災マンションの中には、10年にわたる法廷闘争の末、判決が確定したときには社会状況が一変しており、判決結果が全く意味を持たなかった事例もあります。
これらの経験をもとに、建替え時期を迎えている管理組合の皆様をサポート致します。
建替の検討に際し、まずは建物の現状を把握するための調査を行います。場合に応じて、様々な意見をお持ちの方がいる中で、第三者としてその意見を把握し、検討にあたっての懸念事項等を整理致します。
現状把握調査の結果を受け、検討段階としての事業手法の整理を行います。建替のみならず、修繕などその他の手法も選択肢に加えた中で適切な判断をして頂くための材料として、それぞれの手法のメリット・デメリットを整理し、わかりやすい形でご報告致します。
具体的な計画を作成し、事業費の試算や各手法の具体的な検討など、最終的な管理組合としての決定をするための計画を作成します。また、第三者機関として区分所有者の意見ヒアリングや意見交換会の実施など、合意形成を行う上での管理組合運営をサポート致します。
建替え合意に至った後も、ご要望に応じて、新規建替建物の設計、工事会社選定、工事監理までお手伝いさせて頂きます。