建築が姿を見せ作り手を離れて『物』となったとき、姿、空間をあらわに実存させてしまうことを意識する。デザインされた最終形に作り手の個性をも含んだ確信ある答えを『物』にまで昇華させることが大事だと考える。建築が体感されることで、生活に新たな価値・豊かさを与えることを目指している。実質的な空間の質に対し果敢に挑戦し、新たな生活感の提案をしたい。
85年から欧州建築遊学。 92年に小山隆治建築研究所設立。 立命館大学、関西大学等で講師。 日本建築大賞優秀建築選(2005)