その場所の特性を生かした住まいづくりは街並みの形成に繋がっていく。良質な住まいとは、風が通り抜け光が室内に降り注ぐ、内と外が呼応するよう生活の知恵が織り込まれたものだと考えている。住まいを取り巻く状況は現在、大きく変わりつつある。時間の流れの中で見落としがちな大切なことを見つめながら、もう一度住まいの在り方を見直してみたい。
75年美建・設計事務所に。78年に無有建築工房設立。 2000年より大阪市立大学大学院生活科学研究科教授 渡辺節賞(1984)、村野藤吾賞(1996)、関西建築家大賞(1997)、 大阪府知事賞(1990、2003)、建築士会連合会賞優秀賞(1992、2001、2002)、 グッドデザイン賞(1999、2000、2003)他、受賞多数。