西暦二千年時代を生きる

企業人、地域産業従事者、生活者、地方自治体職員が
協働して創るもう一つの多元価値社会

著者名 平田 滋
本体価格 1,500円
発刊日 2000/11/01
出版社 文芸社
カテゴリ 社会/科学
ジャンル 社会
ISBN 4-8355-0884-x

21世紀。それは、どんな時代になるのか? 
どう生きるのが正解なのか? 
新世紀における「多元価値社会」を展望。新時代へのヒントに満ちた1冊。


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目 次
序文


序章

はじめに


1節. 戦後の我が国の社会の変化

1. 日本が歩んだ経済一元化社会の道

・ 経済社会の嘘とは何か
・ 社会構造のヒエラルキーの変化
・ 資本主義経済システムとは何か


2. 生活の変化
・ "生活"の地位の相対的低下
・ 生活の外部経済化


3. 地域社会の変化
・ 地域経済の弱体化、下請構造化
・ "地域"という生活のステージの実態の希薄化


2節.経済偏重社会のたそがれ

1.経済一元化体制の限界到達
・現代日本人の「漠たる不安」の在り所

・経済偏重社会三十年説


2.マス経済の今後の動向
・経済のグローバル化に伴う富の偏在の極大化

・雇用なき経済回復
・情報化の進展が促す産業社会規模の縮小


3.経済上位社会体制の弱体化と強制終了の予感

3節. 西暦二千年時代を生きるために

1. 変わるものと変わらざるもの

・ 変化を好まない日本人

・ 都市のサステナブル性とは
・ 常識を疑え

2. 求められる個人の総合力
・ プロフェッショナルを目指したがる日本人

・ 改革するは我にあり


3. 社会システムのあり方の検討
・ 社会制度について

・ 中間組織の実態再生の必要性




T章.企業人たちよ
我に目覚めるか企業人

はじめに


1節. 問い直される企業組織のあり方

1. 会社考

・ 個の知恵よりも集団の行動力に価値を置いた組織の歴史

・ 社会の一般界になれない会社人間

2. 企てを業に出来る企業体質への転換
・ 知恵に対する評価とその育成

・ 個人としての精神の自立の必要性


3. 二十一世紀の企業のあり方
・ 人間に軸を置いた企業運営の考え方

・ マネジメント・システムのあり方
・ 循環型事業開発のスタンス

2節. 企業マネージャーたちよ

1. 企業社会の変質とともに変わるマネジメントの仕組み

・ 誰も言わなかったマネジメントの本音

・ マネージャーはゼネラリストを目指せ

2. 具体的マネジメントの考え方
・ 一律ではない組織の誘導手法

・ 変わり者を活かそう

3節. 若き企業人たちよ

1. 社会と会社と個人を巡る因果関係とは何か

・ 社会を知るということ

・ 仕事とは何か


2. 企てを画れる社会人になるために
・ 企画とは何か

・ 情報とは何か
・ 感性のマーケティングの奨め

3. 決して長くないサラリーマン人生
・ 二十代の"あがき"の時代をどう生きるか

・ 三十代の"気付き"の時代をどう生きるか
・ 四十代の"安定"の時代をどう生きるか

4.就職を控える企業人予備軍の学生たちへ

4節. しなやかに生きよ女性企業人

1. 男性論理の社会に生きるということ

・ 社会の価値観は男性論理で構成されている

・ 男性論理と女性の実感のパワーゲームの行方


2. 実感の時代へのシフト期の中で
・ 男性論理社会の終焉

・ 女性の実感の展開の考え方


3. 企業社会をしなやかに生きる工夫
・ スカートを穿いた男になってはいけない

・ 生まれつつあるもう一つの女性の適性領域




U章.生活者たちよ
生活への回帰によって取り戻す生活上位の社会

はじめに



1節. 生活と地域生活文化

1. 地域生活文化はどのようにして生まれるのか

・ 生活文化は生活の阻害要因を克服しようとする人間の知恵の結晶

・ 生活の連続が根付かせる生活文化


2. 生活文化の性格を決定づける地域の必然
・ 時の長さが与える影響

・ 芦屋のまちを例に見る地域の必然
・ 生活と道路

3. 生活文化が持つ生活への影響力
・ 生活に対する文化の規範力

・ 島津源蔵の三十の戒め
・ 習慣の連続が確立する新たな生活スタンダード


2節. 生活への回帰の奨め

1. 家庭と社会との関係

・ 我が国の家庭の崩壊の流れ

・ 家庭生活のあり方が占う社会の健全性

2. 生活と地域の実態化が導く生活上位のもう一つの社会
・ 生活の実態の回復から始まる社会の再生

・ 生活を軸とした域内完結型循環社会の形成

3.生活の構成員の生き方
・ 女性は生活の体現者

・ 男たちの生活への回帰の奨め

3節. 地域社会の実態化に向けて

1. 新たな地域コミュニティの醸成

・ 我が国の"地域"が持つ基本的性質

・ たった一人の生活文化革命の奨め
・ 団塊の世代の課題

2. 地域生活のサポート体制の誘導
・ 生活周辺産業の誘導

・ 地域生活応援団の誘導


3. 目指すべき地域生活のスタンス
・ 新たな生活スタンダードの構築

・ 足るを知る心の育成



V章.地域産業従事者たちよ
地域産業は地方の時代の基幹産業

はじめに



1節. 地域にとっての地域産業存在の意義

1. 地域生活支援機能としての地域産業の新しいあり方

・ 生活支援産業への転換

・ 小さいから取れる生活対応のスタンス


2. 地域環境改善への貢献
・ 財と情報とサービスの域内循環がもたらす地域の活性

・ 食えてこそのまちづくり

3. 企業社会に過度に集中した雇用の分散化への貢献
・ 地域の雇用力回復の必要性

・ 新たな後継者の育成
・ 地域でのフレキシブルな雇用体制の創出


2節. 中小製造業活性の考え方

1. 中小製造業は地方の時代の中核産業

・ 製造業は地方の時代の基幹産業である地域産業の中核

・ 中小製造業の新しい存立意義


2. 中小製造業の生活産業への転身
・ 生活産業への転身によって図る企業としての主体性の奪回

・ 生活産業への転身を図るうえでの地理的優位性
・ 参入すべき商品開発領域の検討手法

3. 小さいからこそできる戦略とは
・ オーダーメイド生産体制への転換

・ 異業種連携によるネットワーク型産地の創出


3節. 商店街を中心とした地域商業活性の考え方

1. 商店街組織への行動力付与策の考え方

・ 商店街組織とは何か

・ 活動推進力を付与する組織内組織化計画


2. 地域生活者への対応力の強化の考え方
・ 商店街組織の存立意義

・ 生活者への対応力強化の視点


3. 活性化に向けての事業戦略立案の考え方
・ 具体的な数値目標の設定

・ 地域生活活性誘導に向けての数値目標を超えた展開


4. 小さいからこそできる戦略とは
・ 希少性の追求

・ ローカル・トゥ・ローカル




W章.地方自治体職員たちよ

行政マンは地域再生のコーディネーター

はじめに



1節.地域の自己完結力の回復に向けて

1. 地域の経営という考え方について

・ 地域の主体性の回復に向けて

・ 望まれる地域再生のコーディネーターの役割


2. 地方自治体職員に望まれるスタンス
・ 補助金行政の発想からの脱却

・ 生活上位のコーディネイト思想と施策展開手法の確立
・ 地域との実態的な情報交流体制の確立

3. 地域の経営の実践手法
・ 再生産力のある公共投資事業の開発

・ 産業主体や地権者と連携するまちづくり事業の推進
・ エリアマーケティングノウハウの確立

2節.生活の実態化の支援

1. まちづくりは住民が主人公か

・ 一枚岩になれる構造にない"地域
"
・ 三:三:三のまちづくりの現状

2."普通"の生活の支援
・ まちづくりは普通の生活の支援事業

・ 生活枠の拡大支援
・ 地域社会の柔軟性を担保できる次世代対応型ハウジング・チェーンの形成


3.地域コミュニティの実態化の促進
・ コミュニティ・チャネルの重層化

・ 高齢化社会に向けての課題


3節.地域産業の育成支援

1. 地域産業と生活の共生体制づくり

・ 生活の誘導

・ 地域産業の誘導
・ 地域においての生活と産業の融合化の促進


2. 生活周辺産業の起業の誘導
・ 新たな生活支援主体の創出

・ 新しい担い手の創造


3. 行政の支援領域
・ 新産業創造に関わる望ましい支援領域とは

・ イタリアに見る中小企業孵化事業例


4節.企業社会との連携

1. 地域への企業活動の誘導

・ その意味

・ 企業活動誘導のための環境整備策の必要性


2. 地域共生型事業誘導の考え方
・ ノンデベロッパー・デべロップメント
・ ネットワーク型事業システム



X章.多元価値社会の成立に向けて

はじめに


1節.西暦二千年時代に望まれる新たな社会の枠組み

1. 多元価値社会を目指しての社会の二重構造化の推進

・ もう一つの社会の実態化の必要性

・ マスと個の新たな関係性構築の考え方

2.地域の実態化の推進
・ 地域における新たな価値体系創出の必要性

・ 地域の魅力創出計画の考え方


3.地域社会とマス経済社会との連携のあり方
・ 地域社会のマス経済社会支援領域

・ マス経済社会による地域社会の安定化支援


2節.西暦二千年時代の人間中心の社会に向けてのソフトランディングの構図

1. 多重ネットワーク生活圏構想の推進

・ 地域コミュニティ実態化の考え方

・ 興味参加型コミュニティの創出例


2.地域コミュニティ醸成に向けての展開方法
・ 文化コミュニティ醸成の考え方

・ 地域コミュニティ実態化の為のハード整備の考え方

3.地域社会実態化に向けてのアクション・プログラム
・ コトの始まりは各社会領域のフロントランナーたちの協働の企て

・ 地域社会実態化に向けての社会の各構成員の役割分担と行動順序

3節.西暦二千年時代を生きる

1.多元価値社会の成立に向けて

・ 全方位的循環型社会の建設

・ 高度信頼社会の出現


2.再び生活者たちよ
・ サイレントマジョリティたちへ

・ 穏やかな地平の上で

あとがき


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